導電性を付与する目的としてもメッキは広く使用されています。
バネ性や加工性に優れる青銅や黄銅を接点素材とし、その上に
ニッケルメッキや貴金属メッキを行うことが一般的です。
接点部品へ行うメッキに要求される事項としては主に、
・化学的に安定であること。
・ピンホールやクラックが存在しないこと。
・集中的な接触抵抗が生じないように平滑であること。
・接点部分のメッキ皮膜が軟らかすぎないこと。
・耐摩耗性があること。
・皮膜金属の固有抵抗値が低いこと。
などがあります。
中でも特に金メッキは優れた導電性と耐食性を持つため接点用
のメッキとしては高い信頼性がありますが、金自体は軟らかく
、耐粘着性や耐磨耗性では劣る部分もあるためNi、Co、Sb等と
の合金メッキとして多く用いられています。










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05/31
不動態化現象
不動態(passivity)とは、金属が電気化学列(emfseries)では卑な
位置にあるにも関わらず、非常に遅い速度で腐食する状態を指し
ます。
Cr、Al、Ni、Ti、ステンレス鋼などの多くの有用な構造金属材料
の耐食性の根底となっている性質です。わずかなアノード電流に
よって、大きく分極する金属、すなわち卑(活性)な金属またはそ
のような金属を含む合金が、電気化学的にかなり貴な金属の挙動
に近づく場合、その金属は不動態化していると称されます。
【参考文献 防錆・防食技術総覧:(株)産業技術サービスセンター】