【中性塩水噴霧試験方法】
めっきなどの表面処理品をはじめ一般材料の耐食性試験として
日本では一般的に多く採用されている試験方法です。
試験室を35℃に保ち、5%前後の中性の食塩水を霧状にして20°
程度傾けた試料に自然落下させる方法(試料に吹き付けるので
はない)で、規定の時間行い耐食性を評価します。
中性の塩水の腐食力は弱いため、遮蔽防食機構によるめっきの
場合は、ピンホールなどの皮膜欠陥を通してしか素材の攻撃が
できないためピンホール試験の一方法とも考えられています。
【酢酸酸性塩水噴霧試験方法】
腐食性の強い屋外環境で使用されるめっき品に適用される試験方
法ですが、日本ではあまり採用されていません。
食塩水に酢酸を加えてpHを3.0にした試験液を用います。
工業地帯の環境や近年の酸性雨の屋外暴露の状態をモデル化した
もので、試験液が酸性であるため腐食生成物の溶解が容易となり
腐食が促進されます。










XML/RSS2.0
04/28
耐食性試験方法②
【キャス試験方法】
酢酸酸性塩水噴霧試験液の組成に、更に銅イオンを加えて酸化力
を高め、試験温度を50℃にしてめっきの腐食を更に促進させた方
法です。
厳しい腐食環境下で使用されるニッケル-クロム系のめっき製品
の評価によく適用されます。プラスチック上のめっき品の密着性
の評価も可能です。
【コロードコート試験方法】
試料面にコロードコート泥を塗布し、乾燥後、湿気槽内に放置し
16時間を1サイクルとして暴露します。
自動車部品などの厳しい環境下で使用されるめっき製品の評価に
利用されます。