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2008年1月

2008
01/16

不動態(passivity)とは,金属が電気化学列(emfseries)では卑な

位置にあるにも関わらず、非常に遅い速度で腐食する金属の

状態をいう。Cr、Al、Ni、Ti、ステンレス鋼などの多くの有用な

構造金属材料の耐食性の根底となっている性質である。わず

かなアノード電流によって、大きく分極する金属、すなわち卑

(活性)な金属またはそのような金属を含む合金が、電気化学

的にかなり貴な金属の挙動に近づく場合、その金属は不動態

化していると称する。腐食生成物(酸化皮膜)が保護性を有す

るようになり耐食性が付与される。

ステンレス鋼、Ti、Al、この中でもステンレス鋼は特に極薄の

不動態皮膜によって耐食性が安定に維持される。酸化剤例え

ば硝酸などによるステンレス鋼(12%以上のCrを含有する)の

不動態化現象は、酸化剤の作用(電子を吸い取る)で、目に

見えない透明な厚み1~3nm の水和オキシ水酸化クロム(他

の元素の濃縮はない)が合金表面上に形成される現象である

。したがって、酸化力のない環境では不動態皮膜は生成されな

い。

【参考文献 防錆・防食技術総覧:(株)産業技術サービスセンター】

投稿者: めっき職人 : 17:53 |
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