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2007年5月

2007
05/25

【溶射めっき metallikon】

溶射めっきとはガスまたはアーク(電孤)で溶融した金属を
高圧ガスまたは高圧空気で製品表面に吹き付けてめっきする
方法のことをいいます。

この方法で得られためっきは微細な金属粒子が製品表面に積
層したもので、電気めっきなどと比較して各粒子が酸化され
た多孔質のめっきとなります。

用途としては主に鉄鋼の防錆、製品の肉盛、耐熱耐磨耗処理
などの他、導電性を付与したり、装飾用としても用いられま
す。

例えば、防錆には亜鉛、耐磨耗にはクロム、装飾にはアルミ
ニウム、導電性を与える場合には銅など、目的に応じて様々
な金属を使用して処理を行います。

溶射によって形成されためっき皮膜は素材表面の凹凸に食い
込んで密着性を得ているので、めっきの前処理は特に重要と
なります。

【参考文献】 めっき実用便覧 工学図書発行

投稿者: めっき職人 : 17:00 |
2007
05/18

【めっきと塗装の違い】

よく「メッキ塗装」という言葉で使われ同一のものとして

見られがちなこの二つですが、全くの別物です。

装飾や防錆などを目的として施される表面処理という点は

同じですが、”めっき”と”塗装”では定義や処理方法など

から大きく異なります。

『めっき』

■主に金属表面を金属の薄い皮膜で覆うこと。

▲最も一般的な方法はめっき液中に浸漬して行う電解めっき。
 その他:無電解めっき、溶融めっきなど。

○他の金属の特性を付与することが出来る。
 (美観、耐食性、硬度、電導性、耐磨耗性、潤滑性など)

●塗装に比べ設備・工程が複雑、大掛かりである。
 部分的な処理が塗装に比べ困難。
 母材の材質により処理に制限がある。

『塗装』

■塗料を物体表面に塗布すること。

▲機械的・人為的にスプレー、刷毛、ローラーなどを用いて
 塗布する。
 その他:電着塗装、焼き付け塗装など

○めっきに比べ簡便。部分的に処理しやすい。
 被塗物の材質を問わない。

●めっきほど強固な皮膜になりにくい。

大まかには上記のような違いとなります。

投稿者: めっき職人 : 17:00 |
2007
05/11
/

【電解研磨 electropolishing】

 酸またはアルカリ溶液中で被処理物を陽極に接続し
 陰極には電解液に溶解しない金属を使用して電気化学
 的に表面を研磨する方法です。

 リン酸法、リン酸-硝酸法、アルカリ法などがあります。

 研磨する金属を陽極側にし電解を行いますと吊るした
 金属は徐々に溶解を始めます。
 溶けた金属塩は電解液と混ざることにより陽極皮膜を
 形成し、厚みを増していきます。

 この皮膜は電解液よりも高い電気抵抗を持つため、
 電流は厚みの薄い表面凸部に集中し突起部等が優先
 的に溶解されます。
 反面、皮膜は一定の厚みになるとその自重により凹部
 を埋めてゆくので、その結果金属表面は次第に滑らか
 になっていきます。

 JISでは  
  「金属表面を特定溶液中で陽極溶解し、平滑な光沢面
   とする方法」

投稿者: めっき職人 : 17:00 |
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