【めっきと塗装の違い】
よく「メッキ塗装」という言葉で使われ同一のものとして
見られがちなこの二つですが、全くの別物です。
装飾や防錆などを目的として施される表面処理という点は
同じですが、”めっき”と”塗装”では定義や処理方法など
から大きく異なります。
『めっき』
■主に金属表面を金属の薄い皮膜で覆うこと。
▲最も一般的な方法はめっき液中に浸漬して行う電解めっき。
その他:無電解めっき、溶融めっきなど。
○他の金属の特性を付与することが出来る。
(美観、耐食性、硬度、電導性、耐磨耗性、潤滑性など)
●塗装に比べ設備・工程が複雑、大掛かりである。
部分的な処理が塗装に比べ困難。
母材の材質により処理に制限がある。
『塗装』
■塗料を物体表面に塗布すること。
▲機械的・人為的にスプレー、刷毛、ローラーなどを用いて
塗布する。
その他:電着塗装、焼き付け塗装など
○めっきに比べ簡便。部分的に処理しやすい。
被塗物の材質を問わない。
●めっきほど強固な皮膜になりにくい。
大まかには上記のような違いとなります。










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05/25
溶射めっき
【溶射めっき metallikon】
溶射めっきとはガスまたはアーク(電孤)で溶融した金属を
高圧ガスまたは高圧空気で製品表面に吹き付けてめっきする
方法のことをいいます。
この方法で得られためっきは微細な金属粒子が製品表面に積
層したもので、電気めっきなどと比較して各粒子が酸化され
た多孔質のめっきとなります。
用途としては主に鉄鋼の防錆、製品の肉盛、耐熱耐磨耗処理
などの他、導電性を付与したり、装飾用としても用いられま
す。
例えば、防錆には亜鉛、耐磨耗にはクロム、装飾にはアルミ
ニウム、導電性を与える場合には銅など、目的に応じて様々
な金属を使用して処理を行います。
溶射によって形成されためっき皮膜は素材表面の凹凸に食い
込んで密着性を得ているので、めっきの前処理は特に重要と
なります。
【参考文献】 めっき実用便覧 工学図書発行