【化学めっきとは】
クロムめっきなどの電気を用いて行うめっき法とは異なり、
金属塩水溶液中の金属イオンを酸化還元反応によって素地表面に
析出させるというめっき手法です。
古くより使用されているイオン化傾向の差を利用した置換反応
によるものとは異なり、着色程度の薄い皮膜ではなく厚いめっき
をつけることが可能です。
その他大きな特徴としては次のような点が挙げられます。
・液の触れている面に均一な皮膜をつけることが出来る。なの
で電気メッキで不可能な管の内部にも均一に処理が出来る。
・金属以外にも、不導体に処理をすることが出来る。
(プラスチック、ガラス、木片など)
・耐食性、耐摩耗性の富む。
・電気めっきほど複雑な操作を必要としない。
以上のように化学めっきには利点が多く、精密な機械部品など
に用いられています。
《参考文献》 めっき実用便覧










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04/27
剥離
めっき用語としての「剥離」には二つの意味があります。
一つは不良としての剥れです。
素地とめっき皮膜との密着性が取れない場合に起こります。
皮膜が浮き、手で触れたり、テープを貼った位でも簡単に剥れ
てきてしまいます。めっきを行う素材や処理工程の見直しが必
要となります。
二つ目は剥がしという意味の剥離です。
めっき不良のやり直しや、古いめっき製品の再生、違うめっき
を施す場合など以前の皮膜を取り除く必要のあるときにまず始
めに行います。
作業においては以下の二点に注意を払います。
・完全に剥離を行うこと
剥がしが不十分であり、皮膜が残っていると再めっきが良好に
行えません。剥がすめっきの金属が何であるかを確かめ、適切
な処理を行うことが大切です。
・素地を荒さないこと
めっき金属と同様に素地にも気を配り、荒さないように気をつ
けます。素地を荒らしてしまうと再めっきが上手くいかないば
かりか、場合によっては研磨でも再生できない程痛めてしまい
そのまま廃品ということにもなってしまいます。
剥離の方法は一般的に薬品への浸漬が容易であるため好まれ
ますが、それだけでは剥離が不可能な場合や、効果が薄い時に
は電解によって行います。