【バフ焼け】
バフでアルミニウムを研磨しますと、「バフ焼け」と呼ばれる
表面が白っぽくなる現象が発生することがあります。
これはバフによって生じる熱により表面のアルミニウムが酸化
され、酸化アルミニウムの層となったものです。
アルミニウムは他の元素と結びつきやすい金属ですが、特に酸
素との結びつきが強く、研磨によって発生した加工熱により、
厚い酸化膜を形成します。酸化アルミニウムは本来白色であり、
皮膜が光を乱反射するので、白っぽく見えるのです。
バフ焼けは外観的に余り良くないので、なるべく発生しないよ
うにするのが望ましいです。それでももし発生するような
場合などは、加工熱の発生を抑えるために研磨剤を十分に塗布
したり、短時間で磨くなど、加工条件を変えてみることで対処
します。










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03/30
アルマイト皮膜その特性
アルマイト処理を施すと、処理を行わないものとは何が違うの
か? 以下、その特性の違いについてまとめました。
【外観特性】
着色をしない限りは無色透明な皮膜です。アルマイトの色と思
われがちなシルバー色は下地のアルミニウムの色です。
【機械特性】
硬度はアルミニウムHv20~150(合金成分によって異なる)に対し
アルマイト処理を施した場合、Hv200~600ほどまで向上します。
(電解条件により異なる)また、耐摩耗性も向上しますので摺動
特性の向上も期待できます。
【化学的特性】
処理を施していないアルミニウムは化学的に活性であり、水分
や酸素、化学物質と反応しやすいため表面が変色や腐食しやす
いのに対し、アルマイトは安定な酸化膜が形成されることによ
りこれらを防止し美しい外観を長く保つことが可能になります。
【絶縁性】
アルミニウムは電気を流しますが、アルマイト皮膜は絶縁性を
持つため電気を流しません。そのためアルマイトされているか
どうかを外観で判別できない場合はテスターを当ててみること
によって判断することが可能です。
【熱伝導率】
熱伝導率はアルミニウムの約3分の1です。また遠赤外線の放射
性が高いという特性も持ちます。
【熱膨張係数】
アルミニウムの約5分の1程であるため、加熱により母材が膨張
するとクラックが発生する恐れがあるので注意が必要です。