【アルマイトとは?】
アルミニウムの表面処理といえばアルマイト(別名:陽極酸化皮膜)
というぐらい今日ではすっかり定番になった処理です。
電解浴中において、プラス極として通電することにより表面のアル
ミニウム自体を酸化させ、その酸化物を皮膜とします。
素材自体を変化させる為、密着性に優れ耐食性も良いことから幅広
く用いられるようになった表面処理です。
意外なことにこのアルマイトという呼び名は、響きは外来語のよう
ですが実は日本人の研究者によって名付けられた日本固有の名称
なのです。
また、一般に陽極酸化皮膜はアルミニウムのみに析出するという様
に思われがちですが、厳密にはアルミ以外のバルブ金属(Ti,Ta,Nb,
Si)にも皮膜を形成させることは可能です。ですがアルミの場合は
他の素材に比べ特に形成される皮膜が厚く、防食性に富むことから
陽極酸化処理の中でも実用的なものとして広く用いられるように
なったのです。










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02/23
染色
【染色のメカニズム】
アルマイト加工されたアルミニウムは通常もともとの色であるシ
ルバー色をしていますが、装飾性を高めるために着色処理を施さ
れることがあります。
その着色の方法として最も一般的であり、弊社でも採用している
方法は水溶性の染料を用いた着色法です。
アルマイト皮膜が生成されると、その表面には微細な孔が無数に
発生します。通常ならこのままにしておけば指紋や汚れが付いた
ら落ちなくなってしまう厄介なものなのですが、水溶性染料による
着色とは、この表面に空いた孔を利用し着色してしまおうという
方法です。
アルマイト後の製品を染料を溶解させた溶液中に浸漬させると、
染料がキレイに孔の中に吸着し皮膜に色が着きます。
ですがこのままでは水に濡れてしまった場合などに色が落ちてし
まうことも考えられます。
そこで着色した後には封孔処理を実施することにより、染料を
皮膜内に閉じ込め、脱色してしまうのを保護するのです。