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2007年2月

2007
02/23

【染色のメカニズム】

アルマイト加工されたアルミニウムは通常もともとの色であるシ

ルバー色をしていますが、装飾性を高めるために着色処理を施さ

れることがあります。

その着色の方法として最も一般的であり、弊社でも採用している

方法は水溶性の染料を用いた着色法です。

アルマイト皮膜が生成されると、その表面には微細な孔が無数に

発生します。通常ならこのままにしておけば指紋や汚れが付いた

ら落ちなくなってしまう厄介なものなのですが、水溶性染料による

着色とは、この表面に空いた孔を利用し着色してしまおうという

方法です。

アルマイト後の製品を染料を溶解させた溶液中に浸漬させると、

染料がキレイに孔の中に吸着し皮膜に色が着きます。

ですがこのままでは水に濡れてしまった場合などに色が落ちてし

まうことも考えられます。

そこで着色した後には封孔処理を実施することにより、染料を

皮膜内に閉じ込め、脱色してしまうのを保護するのです。

投稿者: めっき職人 : 14:58 |
2007
02/16

【アルマイトとは?】

アルミニウムの表面処理といえばアルマイト(別名:陽極酸化皮膜)

というぐらい今日ではすっかり定番になった処理です。

電解浴中において、プラス極として通電することにより表面のアル

ミニウム自体を酸化させ、その酸化物を皮膜とします。

素材自体を変化させる為、密着性に優れ耐食性も良いことから幅広

く用いられるようになった表面処理です。

意外なことにこのアルマイトという呼び名は、響きは外来語のよう

ですが実は日本人の研究者によって名付けられた日本固有の名称

なのです。

また、一般に陽極酸化皮膜はアルミニウムのみに析出するという様

に思われがちですが、厳密にはアルミ以外のバルブ金属(Ti,Ta,Nb,

Si)にも皮膜を形成させることは可能です。ですがアルミの場合は

他の素材に比べ特に形成される皮膜が厚く、防食性に富むことから

陽極酸化処理の中でも実用的なものとして広く用いられるように

なったのです。

投稿者: めっき職人 : 17:50 |

【鋳物】

こちらは高圧をかけて処理を行うダイキャスト製品と違って通常の

大気圧下で製造されるアルミの鋳造物です。

製造法としては主に金型鋳造と砂型鋳造に分けられますが、

ダイキャストも含めたこの3種がアルミの鋳物として世に出回る

ことが多いです。

なお、それぞれの特徴をまとめると次の通りです。

『金型鋳物』

◎長所
・金型費が安い。
・空気の巻き込みが少ない。
・耐圧製に優れる。
・鋳肌が滑らか。

◎短所
・薄肉化が困難。
・材料歩留が悪い。
・ダイキャストより生産性が低い。

『砂型鋳物』

◎長所
・小ロット生産に向く。
・形状に自由度がある。
・大物に適する。
・初期投資額が低い。

◎短所
・寸法精度が悪い。
・鋳肌が粗い。
・機械加工が必要になる。
・強度が低い。
・大量生産に不向き。

『ダイキャスト』

◎長所
・生産性が高い
・薄肉、軽量化に適する。
・寸法精度が良い。
・鋳肌滑らか。
・材料歩留が良い。
・生産コストが安い。

◎短所
・設備費が高い。
・小ロット生産に向かない。
・合金種類が少ない。
・形状、大きさに制限がある。
・熱処理、溶接が難しい。

投稿者: めっき職人 : 15:49 |

【アルミダイキャスト】

ダイキャスト【Die Casting】とは精密な金型に高温・高圧で圧入

して造られる高精度の鋳物・またはその製造方法のことを指します。

前回ご紹介しましたアルミ合金は熱処理や冷間加工によって製造さ

れた展伸材といわれるアルミ合金ですが、アルミダイキャストは

上記のダイキャスト製法によって生産された鋳物の一つです。

ダイキャスト製品が通常の鋳物と違う点は『高圧』を加えられ製造

される事による質の高さです。

型に溶けた金属を流し込むだけの鋳造とは異なり、

・優れた寸法精度を維持できる。
・鋳肌が滑らか。
・後加工を減らせる。

などの特長があります。

さらに鋳造品であることの利点として量産性も大変優れている為、

特に自動車関連部品の大量生産を中心として利用されています。

投稿者: めっき職人 : 15:00 |
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