【しゅう酸法 -oxalic acid process -】
しゅう酸法は1923年(大正12年)に、
日本の理化学研究所において発明された国産の技術です。
当初、広く普及し用いられた処理方法でしたが
戦後、硫酸アルマイトにとって代わられました。
しゅう酸法は、黄色く透明な皮膜で
対光性に優れ、建材などに使用されます。
硬度も高く、耐摩耗性や耐食性が
良好なのですが
・発熱が著しく、冷凍機を構える必要がある。
・高電圧を要するので電力費用もかかる。
・しゅう酸の値段も高価。
などの経済的背景から、現在では一般的ではありませんが
一部の家庭用品や機械部品では
‘高品質アルマイト’という位置づけで使用されています。
また、なべややかんに黄色くアルマイトされたものを見かけますが
あれは、硫酸アルマイト後に黄色く着色を行い、
しゅう酸皮膜の耐食性、耐久性の高いイメージを
残そうとしているもののようです。










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12/22
クロム酸法
【クロム酸皮膜 chromic acid oxidation coating】
クロム酸法は、1923年BengoghとStuartにより実用化されました。
当初は電圧を段階を追って上げていく方法をとられましたが
その後、電圧が変動せず生産性の良好な定電圧法が開発され、
今では定電圧法が普及しております。
クロム酸を電解液として陽極参加させるこの方法は
・皮膜が放射状(扇形)に広がり成長するので柔軟性があり、
曲げ加工や熱に強い→航空機部品などに使用される
・めっき後の外観が乳白色のため、着色すると
パステルカラーの美しい外観を得られるとされるが、
多孔性はあまりない
・めっき浴温が40℃前後と、他の方法より高温で処理し、
生成皮膜が薄膜なのが特徴
クロム酸皮膜は膜厚が薄い(一般的には2~5μ)わりには、
硫酸法で処理したものに近い耐食性を示します。
ただ、日本国内では硫酸法やしゅう酸法にくらべると
使用される分野は狭まったもので少ないです。