必殺めっき職人
三和メッキ工業株式会社
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酸洗い
【酸洗い pickling 】 スケールと呼ばれる黒サビや赤サビを除去する為に 一般的に硫酸や塩酸を使用します。方法としては、 温硫酸もしくは冷塩酸に長時間浸漬します。 しかし、酸洗いによってサビ取りを行なう場合、 サビだけを表面から取り除くことは難しく、 スマット(炭素や金属の酸化物からなる黒色の異物)が 発生したり、素地の荒れ、ピット、変色などの弊害も 起こり得ます。また、その際には酸によって溶解し発生した 水素を吸着してしまう水素脆性(水素ガスが素材に入り込み 素材を脆くしてしまう)の発生も起こるので注意が必要です。 上記の事柄を防止するためにインヒビターと呼ばれる 添加剤なども使用します。イオウを有する化合物や 界面活性剤などの添加が有効です。
ステンレス鋼などには、表面に強力な酸化皮膜(不動態膜) が存在するので、熱硫酸(70~90℃)中に浸漬します。 もしくは硫酸と塩酸、硝酸とフッ酸を用いた2段階の処理法も 存在します。
以上のように、前処理とは‘めっきがしにくい状態’から ‘めっきがしやすい状態’に変化させるものですので、 脱脂同様、この酸洗いもおろそかにできない大切な前処理です。
JISでは 「ミルスケールまたは厚い錆の層を除去する為、 比較的長い時間、酸溶液中に浸して清浄にする操作」
※よく似ている言葉で【酸浸漬】とは 「軽い錆などを除去する為酸溶液中に短時間浸して 清浄にする操作」 と、なります。
【参考文献】 めっき実用便覧 工学図書発行 めっき技術ガイド 日本鍍金材料協同組合発行
09/13
酸洗い
【酸洗い pickling 】
スケールと呼ばれる黒サビや赤サビを除去する為に
一般的に硫酸や塩酸を使用します。方法としては、
温硫酸もしくは冷塩酸に長時間浸漬します。
しかし、酸洗いによってサビ取りを行なう場合、
サビだけを表面から取り除くことは難しく、
スマット(炭素や金属の酸化物からなる黒色の異物)が
発生したり、素地の荒れ、ピット、変色などの弊害も
起こり得ます。また、その際には酸によって溶解し発生した
水素を吸着してしまう水素脆性(水素ガスが素材に入り込み
素材を脆くしてしまう)の発生も起こるので注意が必要です。
上記の事柄を防止するためにインヒビターと呼ばれる
添加剤なども使用します。イオウを有する化合物や
界面活性剤などの添加が有効です。
ステンレス鋼などには、表面に強力な酸化皮膜(不動態膜)
が存在するので、熱硫酸(70~90℃)中に浸漬します。
もしくは硫酸と塩酸、硝酸とフッ酸を用いた2段階の処理法も
存在します。
以上のように、前処理とは‘めっきがしにくい状態’から
‘めっきがしやすい状態’に変化させるものですので、
脱脂同様、この酸洗いもおろそかにできない大切な前処理です。
JISでは
「ミルスケールまたは厚い錆の層を除去する為、
比較的長い時間、酸溶液中に浸して清浄にする操作」
※よく似ている言葉で【酸浸漬】とは
「軽い錆などを除去する為酸溶液中に短時間浸して
清浄にする操作」 と、なります。
【参考文献】 めっき実用便覧 工学図書発行
めっき技術ガイド 日本鍍金材料協同組合発行