【硬質クロムめっき hard chromium electroplating】
硬質クロムめっき(工業用クロムメッキ)は機械部品や工具類
の耐摩耗性を向上させる方法として、広く利用されいるクロム
めっきです。
摩耗した部品の再生、補修も容易に出来ます。
(材質・形状にもよりますが)
硬質クロムの耐摩耗性は、窒化鋼よりすぐれ、タングステン
-カーバイドよりやや劣ります。
また、鉄鋼素材に硬質クロムめっきをすると防錆効果もあり
経済的にも有利です。
ダンプカーやブルドーザーに使う油圧機のピストンロッドは
硬質クロムめっいが広く有効に施されている例ですが、
これは硬質クロムめっきの耐摩耗性によってピストンロッド
の摩耗が防止されるだけでなく相手のパッキンの摩耗も
著しく少なくなる効果もにらんでおります。
加えてクロムの大気中における耐食性、すなわち錆びない
ことによって効果は長期間にわたって保持することができ
摩耗係数の低いことは、動力に無駄を生じないなどの二重
三重の利点もございます。
一般機械、あるいはその他の耐摩耗性を必要とする場合
には、硬質クロムの硬度(Hv750~900)があれば十分で
クロムめっき7μm以上つけることによって容易に得られる
硬度です。
内燃機関シリンダへの硬質クロムめっきでは、焼付けを
防止するためにポーラス(多孔性)クロムめっきが実施
されております
JISでは
「主として耐摩耗性を付与する目的で施した比較的厚い
クロムめっき」
《参照文書》
防錆・防食技術便覧 産業技術サービスセンター発行
実用めっき(Ⅰ) 日本プレーティング協会







経営者の素顔
起業の経緯




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04/12
ポーラスクロムめっき
【ポーラスクロムめっき porous chromium plating】
めっき面を多孔性にして潤滑油の保持性を高めた
硬質クロムめっきに採用されるクラックの多いクロ
ムめっきのことをいいます。
内燃機関のシリンダーやピストンリングなどに使用
されております。
めっき面を多孔性にするには素地にあらかじめ
機械的にダコン等(ナシジやホーニング)をつけて
その上に硬質クロムめっきをする方法と、クロム
めっき後に陽極処理(逆電流)を施し、電解エッ
チング実施後ホーニング仕上げを行うものとが
あります。